こんにちは!
2人の育児に奮闘中!新米ママの(@aj4566)です。
妊娠25週目の妊婦健診のときに糖負荷検査で引っかかりました。
第1子のときは異常がなかったので、2人目の妊娠で再検査を行うことになったときはショックでした…。
この記事では糖負荷検査で引っかかったわたしの体験談を書いています。
- 妊娠糖尿病について知りたい
- 妊婦健診の糖負荷検査での再検査の内容は?
- 赤ちゃんやママへの影響は?
この記事では以上のことがすべて分かります…!
糖負荷検査結果、再検査を言い渡され不安になっている妊婦さんにお役に立てる内容となっています。
看護師歴4年のわたしが文献などを用いて信頼性のおける情報を元に作成しました。
是非最後までご覧ください。

- 妊婦健診の糖負荷検査はいつから?
- 妊婦健診の糖負荷検査から再検査までの実際の流れ【体験談】
- 妊婦健診の糖負荷試験(妊娠糖尿病検査)どんな検査をするの?
- 妊婦健診の糖負荷検査の結果はいつ?
- 妊娠糖尿病の検査の費用は?
- 妊娠糖尿病の検査数値の目安
- 妊娠糖尿病とは、どんな病気?
- 妊娠糖尿病の原因は?
- 妊娠糖尿病の症状とは?
- 妊娠糖尿病になりやすいリスク要因
- 妊娠糖尿病が引き起こす病気(赤ちゃん・ママ)
- 妊娠糖尿病の治療とは?
- 妊娠糖尿病の食事・予防
- 妊娠糖尿病の食事療法は空腹時のケトアシドーシスに注意!
- 妊娠糖尿病の産後の注意点は?
- 妊娠糖尿病で使える制度(妊産婦医療費助成制度)
- 妊娠糖尿病でおすすめの本
- 妊娠25週で糖負荷試験に引っかかる!妊娠糖尿病疑いで再検査した結果|まとめ
妊婦健診の糖負荷検査はいつから?
- 妊娠初期(随時血糖を図り、高い場合は糖負荷検査実施)
- 妊娠中期(24週~28週頃)
- 「随時血糖法」か「50g糖負荷試験」を実施
- 「陽性」の場合は「75g糖負荷試験」を実施
- 妊娠糖尿病判定結果:基準の1点以上を満たした場合
- 結果によっては栄養指導や管理入院が必要
参考文献|一般社団法人 日本糖尿病・妊娠学会

妊婦健診の糖負荷検査から再検査までの実際の流れ【体験談】
2021/7/2 | 妊娠25週。50g糖負荷試験実施。結果→「陽性」 |
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2021/7/15 | 妊娠27週。妊娠75g糖負荷試験実施。 |
2021/7/16 | 結果:異常なし |
【妊娠25週】50g糖負荷試験実施

- 結果:「血糖:154mg/dl」(陽性)
- 正常値:140mg/dl未満
【妊娠27週】75g糖負荷試験実施

検査結果 | 正常値 | |
空腹時 | 84mg/dL | 92mg/dL未満 |
1時間値 | 132mg/dL | 180mg/dL未満 |
2時間値 | 80mg/dL | 153mg/dL未満 |
妊婦健診の糖負荷試験(妊娠糖尿病検査)どんな検査をするの?

- ブドウ糖50gを溶かした検査用のジュースを飲んで血糖を検査する方法です。
- 1時間後採血をして、血糖値の変化を見ます。
- 10時間以上絶食(前日の21:00から水のみ)
- 空腹のまま採血、血糖値測定
- ブドウ糖75gを溶かした検査用のジュースを飲みます
- 検査が終わるまでは飲食禁止・安静
- 1時間、2時間後に採血し、血糖値を測定
- 翌日~数日後に検査結果
妊婦健診の糖負荷検査の結果はいつ?
- 50g糖負荷試験→当日
- 75g糖負荷試験→翌日~数日後
妊娠糖尿病の検査の費用は?
- 50g糖負荷試験:妊婦補助券使用のため無料(または一部負担)
- 75g糖負荷試験(再検査):保険適応の3割負担


試験用の「トレーランG75g 225mL 1瓶」だけの診療費、3割負担で「660円」の支払いでした。
妊娠糖尿病の検査数値の目安
- 妊娠初期:随時血糖「95mg/dl以上」(陽性)
- 妊娠中期:50g糖負荷試験「140mg/dl以上」(陽性)
- 空腹時血糖値 「92mg/dL以上」
- 1時間値「180mg/dL以上」
- 2時間値「153mg/dL以上」
上記3項目の内、1つ以上を満たした場合は「妊娠糖尿病」と診断。
妊娠糖尿病とは、どんな病気?
- 妊娠糖尿病とは、妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常です。
妊娠前から既に糖尿病と診断されている場合や、妊娠中に“明らかな糖尿病”と診断された場合は妊娠糖尿病には含めません。
妊娠糖尿病の原因は?
①妊娠中胎盤から分泌される物質などでインスリンが効きにくくなる作用のあるホルモンが分泌される。
↓
②さらに脂肪組織からはインスリンの作用を抑える「サイトカイン」というタンパク質が分泌される。
↓
③妊娠中は普段より血糖値が高くなりやすく安定しにくい状況に。
ただし、バランスが崩れてしまうとママと赤ちゃんに悪影響を起こしてしまうことになります。
妊娠糖尿病の症状とは?
- 妊娠糖尿病の症状はほとんどありません。
妊娠糖尿病になりやすいリスク要因
- 肥満・家族に糖尿病の人がいる
- 肥満
- 35歳以上の高年齢
- 大きな赤ちゃんを産んだことがある人
- 原因不明の流早・早産・死産の経験がある人
- 先天奇形児を生んだことがある人
- 尿糖の陽性が続く場合
- 妊娠高血圧症候群(過去に既往がある人)
- 羊水過多症(用水が多い)
妊娠糖尿病が引き起こす病気(赤ちゃん・ママ)
ママの合併症 | 赤ちゃんの合併症 |
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お産のとき、赤ちゃんの肩が引っかかることがあり難産になります。
小児期以降の合併症は「小児期~成人期の肥満」「メタボリックシンドローム」などがあります。
妊娠糖尿病の治療とは?
- 運動療法
- 食事療法
- インスリン療法
妊娠の状況によっては運動をできない場合があります。
また、不適切な運動は逆効果です。
- なので基本的には「食事療法」が基本となります。
妊娠糖尿病の食事・予防
- 適切なエネルギーの食事をとる
- 栄養のバランスを考える
- 規則正しく食事をとる
- 鉄の多い食品をとる
- カルシウムの多い食品をとる
- 塩分を控える
1日3食、規則正しく適正量を食べても食後の血糖値が高い場合は?
- 「分割食」という食事方法をとります。
1日の食事を6回に分けて食べる方法。
1回の食事量を減らすことで食後の血糖上昇を抑えます。
6回の分割食は3回の食事と3回の間食(80kcal~160kcal)を組み合わせます
妊娠糖尿病の食事療法は空腹時のケトアシドーシスに注意!
脂肪の分解によってケトン体という物質が血液中に増え、血液が酸性に傾き、高度の脱水状態になります。
①空腹時、ママの血液中の糖は赤ちゃんのエネルギー源として優先的に使われる。
↓
②ママ自身は脂肪をエネルギー源として利用。
↓
③脂肪をエネルギーとして使用する際、ケトン体という物質が作られる。
↓
④このケトン体が大量に作られる
↓
糖尿病ケトアシドーシスに!
妊娠糖尿病の産後の注意点は?
- 妊娠糖尿病の人は産後に血糖が正常化することが多いです。
しかし、治っていても妊娠糖尿病になった人は、ならなかった人に比べ、約7倍の高頻度で糖尿病になるのでその後も定期的な検診が必要です。
・参考文献|妊娠糖尿病|公益社団法人 日本産科婦人科学会
妊娠糖尿病で使える制度(妊産婦医療費助成制度)
妊娠高血圧症候群、糖尿病、貧血、産科出血、心疾患及び切迫早産などの診断を受けた妊産婦の医療費を一部助成する制度。
妊娠糖尿病でおすすめの本
妊娠25週で糖負荷試験に引っかかる!妊娠糖尿病疑いで再検査した結果|まとめ
以上、いかがだったでしょうか?
「糖尿病」は今まで「不摂生」のイメージが強かったのですが、妊娠中はホルモンのバランスで糖尿病になりやすいという事を知りました。
しかし、糖負荷検査で引っかかったことにより、今までの生活習慣を見直し、糖尿病についての理解を深めることが出来たので良かったです。
これからも家族健康でいるために、食事・運動・睡眠…と気を遣って過ごしたいと思います。
ではでは!
