こんにちは!
2人育児に奮闘中!新米ママのれこです。




2022年4月から育休制度に関する法律が改定され、男性の育休取得にも関心が高まりつつあります!
そこで今回は、「パパママ育休プラス制度」について詳しく解説します。
- 「パパママ育休プラス制度」について分かりやすく解説してほしい
- 「普通の育休」と「パパママ育休プラス」の違いについて
- 「パパママ育休プラス」を利用した方がいい人
『パパママ育休プラス』について「正直よく分からない…」という方にはオススメの内容となっています。
ぜひ制度を正しく理解して、活用を検討してみて下さい。


結論「パパママ育休プラス」は使い勝手の悪い制度
- パパママ育休プラスは、現実的には「メリットがほぼない制度」です。
- 育休開始をズラすだけで、結局「1年間」の取得可能最大日数は変わらない。
- 1歳2ヶ月を過ぎ、延長をする場合は片方の親しか育休延長ができない。
- 「パパ休暇」を併用しないとメリットが少ない。
パパママ育休プラスとはどんな制度?わかりやすく解説
- 両親ともに育休取得で、期間が延長される制度です。
と、ここまで聞くと、



と思いますよね?



実は違うんです!
育休取得期間は1年間で変わらないんです!!


通常育児休業の終了日は子供が1歳になる日の前日です。
それが1歳2ヵ月になる日の前日までになるということ。
育休取得期間の期日が延びるということで、取得日数が増えるわけではありません。






パパママ育休プラスを利用した方がいい人
- 「パパ休暇」も同時に取得して使う
- 1歳2ヶ月を過ぎて、確実に保育園に入園できる



給付金・社会保険料の免除も通常の育休の場合と同じ
- パパママ育休プラスを取得した場合の育児休業手当金は、通常の育休と同じです。
- 休業開始時賃金日額×支給日数の67%
- 休業開始時賃金日額×支給日数の50%(6か月経過後)
- パパ・ママ育休プラス取得中は、通常の育休と同じで社会保険料が免除されます


取得条件
- 配偶者が子が1歳に達するまでに育児休業を取得していること
- 本人の育児休業開始予定日が、子の1歳の誕生日以前であること
- 本人の育児休業開始予定日は、配偶者がしている育児休業の初日以降であること
パパ・ママ育休プラスは専業主婦(主夫)も使えるの?
- どちらかが専業主婦(夫)の場合は、パパママ育休プラスは取得できません。
パパママ育休プラスのメリット
- 産後のママをサポートできる
- 子どものお世話や家族との生活作りに集中することができる
- 子どもにとって親といられる期間が2か月延びる



パパママ育休プラスのデメリット
- 給付金を支給されたとしても収入が減る
- 会社の就業規則によっては、ボーナスや退職金に影響が出る
- 人事や出世に影響する可能性がある
- 出産後、ママが一番大変な時期に育休が取れない
- 制度の要件が複雑でわかりにくく、使いにくい



後述する「パパ休暇」と併用することで、この問題は解消されます!
パパ休暇との併用が可能
(※2022年10月1日~の法改正で廃止になり、「産後パパ育休」に変わります。)
- 生後8週目までに育休を取得する。
- 8週目までに育休を終了する。
- 8週目以降にもう一度育休が取得できる。
参考:パパ休暇|厚生労働省
パパ休暇については、厚生労働省がまとめたリーフレットをご覧ください。
普通の育休との違いは?
通常の育休 | パパママ育休プラス | |
期間 |
|
|
延長 |
|
|
育休を延長する場合










通常の育休延長なら、1歳の時点で待機児童になった場合、次のように選択肢を多く持てるからです。
- どちらが育休を延長する
- 夫婦二人で育休を延長する


申請方法
- 会社を通して申請することになります。
- 世帯全員について記載された住民票の写しなど、支給対象者の配偶者であることを確認できる書類
- 配偶者が育児休業を取得していることが確認できる書類
書類は子どもが1歳の誕生日の前日を含む支給対象期間までの支給申請時に、会社がハローワークに提出します。



育休期間を延長するときの注意点
- 育児休業期間が2カ月延長されても、産後休業を含めた1人あたりの育休取得可能最大日数は「1年間」に変わらない。
- パパ・ママ育休プラスを選んだ場合、1歳の時点でママは復職するので育休には戻れない。
- パパが2ヵ月育休を延長しているため、保育園の入園はできない。
(保育園は家庭内で保育できない環境であることが原則) - 1歳2ヵ月以降の入園になり、ここで待機児童になった場合、パパが育休をさらに延期するという選択肢しかできない。


パパママ育休プラスが使える場合
①パパとママが交代して育休を取得する
ママの育休が終了する時に、パパがパパママ育休プラスを利用し、子育てを交代できます。
②パパとママが同時に育休を取得する
パパママ育休プラスを利用して、パパとママが同時に育休を取得することもできます。
③配偶者が職場復帰した後、期間を空けて取得する
ママが職場復帰した後、しばらくたってからパパが育休を取得することができます。
パパママ育休プラスが使えない場合
- 育休開始日が子どもの1歳の誕生日を過ぎてしまう
- 配偶者の育休開始日が、本人の育休開始日よりも前になっている
【1】育休開始日が子どもの1歳の誕生日を過ぎてしまう


【2】配偶者の育休開始日が、本人の育休開始日よりも前になっている


他にも使えないケースが、厚生労働省発行の資料(P20~)に具体的に記載されています。
労働局雇用環境・均等部(室)都道府県一覧
「パパ休暇」「パパ・ママ休暇プラス」について詳しくは、各都道府県の都道府県労働局雇用環境・均等部(室)へお問い合わせください。
北海道 | 011-709-2715 |
---|---|
青森 | 017-734-4211 |
岩手 | 019-604-3010 |
宮城 | 022-299-8844 |
秋田 | 018-862-6684 |
山形 | 023-624-8228 |
福島 | 024-536-4609 |
茨城 | 029-277-8295 |
栃木 | 028-633-2795 |
群馬 | 027-896-4739 |
埼玉 | 048-600-6210 |
千葉 | 043-221-2307 |
東京 | 03-3512-1611 |
神奈川 | 045-211-7380 |
新潟 | 025-288-3511 |
富山 | 076-432-2740 |
石川 | 076-265-4429 |
福井 | 0776-22-3947 |
山梨 | 055-225-2851 |
長野 | 026-227-0125 |
岐阜 | 058-245-1550 |
静岡 | 054-252-5310 |
愛知 | 052-219-5509 |
三重 | 059-226-2318 |
滋賀 | 077-523-1190 |
京都 | 075-241-3212 |
大阪 | 06-6941-8940 |
兵庫 | 078-367-0820 |
奈良 | 0742-32-0210 |
和歌山 | 073-488-1170 |
鳥取 | 0857-29-1709 |
島根 | 0852-31-1161 |
岡山 | 086-225-2017 |
広島 | 082-221-9247 |
山口 | 083-995-0390 |
徳島 | 088-652-2718 |
香川 | 087-811-8924 |
愛媛 | 089-935-5222 |
高知 | 088-885-6041 |
福岡 | 092-411-4894 |
佐賀 | 0952-32-7167 |
長崎 | 095-801-0050 |
熊本 | 096-352-3865 |
大分 | 097-532-4025 |
宮崎 | 0985-38-8821 |
鹿児島 | 099-223-8239 |
沖縄 | 098-868-4380 |
パパママ育休プラス制度をわかりやすく解説!結論「使い勝手悪すぎ!」|まとめ
以上、いかがだったでしょうか?


- 育休開始をズラすだけで、結局「1年間」の取得可能最大日数は変わらない。
- 1歳2ヶ月を過ぎ、延長をする場合は片方の親しか育休延長ができない。
- 「パパ休暇」を併用しないとメリットが少ない。



パパとママが一緒に子育てをするのはとても素敵なことだと思います!



以上のことを踏まえて、ぜひ活用を検討してみてください。
ではでは!