こんにちは!
2人育児に奮闘中!新米ママのれこです。
上の子の育休中、「保育所入所保留通知書」が我が家に届き、いよいよ育休延長も視野に入れる方向になりました。
- 「でも、育休延長の手続きってどうするの?」
- 「必要書類は?いつまでが期限なんだろう…」
初めてのことなのでよく分からないことがたくさん…。
今回は育休を延長する手続きについて分かりやすくまとめてみました。
- 育児休業を延長する手続きの方法を知りたい
という方には必見の内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。

育児休業(育休)とは?
育児休業とは、子供が1歳(最長2年)に達するまで、企業に申し出を行うことで取得できる育児・介護休業法に定められた支援制度です。

育児休業期間
- 育児休業は、原則として1人の子どもに対して1回のみ取得できる制度です。
子どもが1歳の誕生日を迎える前日までの間で希望する時期に取得でき、一定の条件を満たす場合は、子どもが1歳を超えても延長することが可能です。
育休延長①1歳6ヵ月まで
【1歳の誕生日から1歳6カ月になるまで延長】
- 1歳の誕生日の前日に当該従業員またはその配偶者が育児休業中である
- 保育所に入れない
- 子どもを育てる予定だった配偶者が死亡やけが・病気、離婚によって育児をすることが難しくなった
- 6週間以内に出産予定または産後8週間を経過しない場合
育休延長②2歳まで
【1歳6カ月になった次の日から2歳になるまで延長】
- 1歳6カ月になる日に当該従業員またはその配偶者が育児休業中である
(※他は上記の②~④と同条件)
2歳まで延長できるのは、1歳6カ月まで育児休業を延長していて、それでもなお保育園等に入れないケースです。
延長手続きの期限に間に合わないと育休手当が貰えなくなってしまうので、忘れないように注意しましょう!
育児休業(育休)延長は義務?それとも努力義務?
もし職場に「延長できない」と言われた場合、法律的にはどうなっているのか気になりました。
2017年10月1日、改正育児・介護休業法が施行へ
育児・介護休業法により、条件を満たす労働者から産休・育休の申出があった場合は、それを拒むことはできないと定められています(第6条)
労働者は、その養育する 1 歳から 1 歳 6 か月に達するまでの子について、次の各号のいずれにも該当する場合に限り、その事業主に申し出ることにより、育児休業をすることができる。(第3条)
参考 :「介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」
「パパ・ママ育休プラス」という、育休期間を1年から1年間2ヶ月に延長することができる制度もあります。
育児休業延長ができないケース(不正受給防止)
- 近年、育児休業期間の不正な延長により、育児休業給付金を不正に受給するケースが増えています。
厚生労働省は育児休業制度を適切に利用してもらうため、制度趣旨とは異なる育児休業の延長の申し出があった場合には、次のような取扱いを行うこととしています。
保育所などの入所申込みを行い、第一次申込みで保育所などの内定を受けたにもかかわらずこれを辞退し、第二次申込みで落選した場合には、落選を知らせる「保育所入所保留通知書」にこうした事実が付記されることがあります。(付記の有無等実際の運用は、自治体によって異なります。)
こうした付記がある「保育所入所保留通知書」を受け取った方は、第一次申込みの内定辞退にやむを得ない理由がない場合には、育児休業を延長する要件を満たさないため、育児休業の延長の申出ができません。
引用:「育児休業」の延長を予定されている労働者・事業主の皆さまへ
「やむを得ない理由」とは、内定の辞退について申込み時点と内定した時点で住所や勤務場所等に変更があり、内定した保育所などに子どもを入所させることが困難であったこと等を指します。
育休延長の給付金について
育休延長の給付金はいつもらえる?
<初回>
育休開始から2ヶ月+育休手当を受ける資格の審査(約2週間)+振込までの期間(約1週間)=約3ヶ月弱
<2回目以降>
2ヶ月後になります。
※前回の支給日から約支給決定の審査までには、初回同様に2週間ほどかかり、支給決定後約1週間で振り込まれます。
新たに2ヶ月分の給付金を受け取るためには、育休期間経過後に勤務先へ支給申請書を提出する必要があります。
育休延長の給付金はいくら?
- 育児休業の開始から6カ月:標準報酬月額の67%
- 7カ月目以降:標準報酬月額の50%
育児休業を延長した場合ももらえます!
育児休業給付金はいつまでもらえる?なしの場合は?
- 2歳になる前日まで育児給付金の支給があります。
育休延長(育児休業給付金)の手続き
- 育休を延長したい場合は、育休が終わる前に再度、申請を行う必要があります。
「特別な事情」がある場合の育休の延長は、2回行うことが可能です。
育児休業(育休)延長の期限は?
育休延長の期限①1歳6ヵ月
- 申し出は、延長開始の2週間前まで
パパ・ママ育休プラス制度の場合は、終了予定日翌日の2週間前までが期限となります。
育休手当の延長手続
- 5回目の支給申請書を提出する時(もしくは次の最終支給対象期間と延長分である6回目の支給申請書を提出する時)に事業主が行います。
事前に提出書類の必要な時期などを確認しておきましょう!
育休延長に必要な書類
- 「育休」(育児休業給付金の支給対象期間)を延長する書類
- 延長した「育休」期間中(支給対象期間中)に発生する「育休手当」を受け取るための書類
①は申請者が勤務先に用意する育児休業申出書です。
育休を延長すると社会保険料の免除期間も延長されます。
②は延長した育児休業期間中の給付金の受給に必要な書類となります。
2ヶ月ごとに育児休業給付金支給申請書を勤務先に提出する必要がありましたが、延長期間中も同じです。
- 育児休業給付金支給申請書
- 「育児休業」の延長が必要だという事実を証明する書類
この2点が必要です。
<延長が必要だという事実を証明する書類>
- 保育所への入所保留(入所不承諾の通知書)
- 入所申込書の写し(入所申込み日及び入所希望日の確認のため)
- 配偶者が死亡、離婚した場合は住民票
- ケガ、病気などの場合は医師の診断書
- 子供を出産予定の場合は母子健康手帳など
「育児休業給付金支給申請書」と「証明書類」を会社に提出する。
育休延長申請は2週間前だと間に合わない?延長手続きや申請期限は?|まとめ
以上、いかがだったでしょうか?
なんてことにならないためにも、育休延長の期限や提出書類を確認して、きちんと延長手続きをしましょう!
ちなみに、育休中でも2人目の育休手当をもらうこともできますよ!
ではでは!
