育休連続取得のタイミングは、いつがベストなのでしょうか?
結論から言うと、「1人目を産んで、4ヶ月後ぐらいに2人目を授かっている」状態であれば、育休が連続で取得できます。
しかし、帝王切開で出産した場合は「出産後12ヶ月〜18ヶ月の間を空ける、理想は24ヶ月空ける」ことをWHOは推奨しています。
その他、育休延長ができる場合など条件によってもタイミングは違います。
- 育休を連続取得するには?
- 育休連続取得ができる条件
- 育休連続取得をする場合の妊活タイミング
- 1人目の育休から、2人目の産休を連続して取得する場合の出産手当金と育児休業給付金はどうなる?
以上についてまとめました。
連続育休取得について気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
⇒育休中に2人目を妊娠した場合はどうなる?タイミングや注意点・給付金についてはこちら
育休を連続取得するには?

「1人目を産んで、4ヶ月後ぐらいに2人目を授かっている」
この状態であれば、育休が連続で取得できます!
詳しい条件や日程などは、下の記事に詳しくまとめてあります♪^^*
⇒年子はいつから子作り?2人目の計算や注意点について調べてみた結果についてはこちら
育休連続取得ができる条件

制度としては、育休の連続取得は可能です。
ケースとしては、以下の2つが考えられます。
ケース1
- 第1子が保育園に入園できず、育休が延長になっている状態で第2子の産休と育休を迎えた場合
ケース2
- 第1子の育休が終了する日に、第2子の産前休業が取れる状態になっている場合
つまり、育休連続取得のタイミングは、1人目と2人目の休業がそのまま続けて取得できる状態にしておく必要があります。
⇒育休延長申請は2週間前だと間に合わない?延長手続きや申請期限についてはこちら
育休連続取得をする場合(例)
実際に育休連続取得する場合はどうなるのでしょうか?

次の項目で具体的に
お伝えしたいと思います!

色んな場合があるので、
ご自身はどのケースに当てはまるか
参考までにどうぞ!
1.第一子が1年間育休を取得(延長なし)、第二子は産前休業に入る場合
・第一子:2023年1月1日生まれ
・育児休業終了:2023年12月31日
この場合…
・第二子:2024年2月11日(予定日)
・産前休業開始:2024年1月1日
第一子の育児休業が終了後、第二子の産前休業が開始するので連続育休取得になります。
1.第一子が1年6ヶ月育休延長して取得、第二子は産前休業に入る場合
第一子の育児休業延長が終了後、第二子の産前休業が開始する日付になります。
延長は上の子が「2歳」になるまで出来ます。
育休が延長になっている状態で、第2子の産休と育休が開始されたら連続育休取得となります。

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育休連続取得をする場合の妊活タイミング

<育休が延長できない場合>
1人目が生まれて、4ヶ月後ぐらいに2人目を授かっている必要があります。
例
・第一子:2023年1月1日生まれ
・第二子:2024年2月11日(予定日)
赤ちゃんは十月十日ほどで生まれてくるので、5月上旬〜中旬頃のタイミングで授かる必要があります。
育休連続取得をする場合の妊活タイミングの注意点

計算上は、1人目が生まれてから「4ヶ月後ぐらい」が理想的なタイミングとなります。
しかし、産後は体の負担や慣れない育児で大変な事もあるかと思います。
また、帝王切開で出産した場合は「出産後12ヶ月〜18ヶ月の間を空ける、理想は24ヶ月空ける」ことをWHOは推奨しています。
無理をせず、まずはお医者さんと相談してみて下さいね。
「育休連続取得」だけに固執せずに、ご自身の体調や状況に合わせて検討してみて下さい。

そもそも赤ちゃんは「授かりもの」なので、予測すること自体が難しいです…!
育休連続取得ができなかったケース(体験談)

わたしは年子で子どもを産みましたが、残念ながら育休連続取得はできませんでした。
- 第1子の出生日:2020年2月9日
- 第2子の出産予定日:2021年10月21日
第1子が「保育園に入れない」という理由で育休を延長。
2021年8月8日まで(1歳6ヶ月まで)育児休業の延長が可能です。
・復職予定日は2021年4月1日。(保育園決定済み)
育休延長は1歳になる前日の時点で条件に当てはまっていたら、現時点で状況が変化していても引き続き取得は可能です。
つまり2021年8月8日(1歳6ヶ月)までは育休が取れます。
最長で延長できるのは「2歳」まで。
しかし、2021年4月の時点で保育園が決定しているので、育休延長の条件には当てはまっていません。
つまり、育休の2回目の延長(2歳まで)は、わたしの場合はできません。
また「6週間以内に出産予定、または産後8週間を経過しない場合」についても当てはまりません。

わたしの場合だと、産前休業が取れるのは2021年9月10日からになります。
結果、わたしは第1子の育児休業の2回目の延長は出来ませんでした。
復職の日付が産前休業より前になるので、「一度復職して産前休暇を取る」という形になりました。
1人目の育休から、2人目の産休を連続して取得する場合の出産手当金と育児休業給付金はどうなる?
どちらも「休暇を取得している」という事実は同じです。
ただし、出産前の期間だけは注意が必要です。
ここでのキーワードは「出産手当金」です。
「被保険者が出産のため会社を休んで、その間に給与の支払いを受けなかった場合」に、産前42日、産後56日までの範囲内で休んでいる日数分受け取ることができる。
連続育休取得の場合、出産前の期間については1人目の育休?2人目の産休?どちらがお得?
結論から言うと「第1子の育休を継続する場合」です。
その理由について、詳しく解説していきます。
1.第2子の出産日まで第1子の育休を継続する場合

第1子の育児給付金と、第2子の出産手当金が同時に受給できます。
「出産手当金」は会社を休んでいれば「育休」も「産休」も関係ありません。
この時大事なのは第2子の産前休業を取得すると、第1子の育児休業が終了するので注意が必要です。
<同時に給付金を受給するには>
- 第1子の育休を取得しつつ
- 第2子の産前休業を取得しない
産前休業を取得するのは「自由」であり、義務ではありません。
2.第2子の産前休業を取得する場合

第2子の産前休業の前日に、第1子の育児休業が終了します。
なので、「1.第1子の育休を継続する場合」を選択した方がお得です。
会社に一度相談してどのような方法で対応しているのか確認しておくと安心です。
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育休連続取得のタイミングはいつがベスト?年子ママが実体験を元に解説|まとめ
・「1人目を産んで、4ヶ月後ぐらいに2人目を授かっている」状態だと、育休連続取得ができる。
・育休連続取得の条件は、「1人目と2人目の休業がそのまま続けて取得できる状態にある」こと。
・・1番給付金がお得になるのは「第1子の育休を取得しつつ。第2子の産前休業を取得しない」場合。
育休連続取得はご自身の体調や、周囲の状況に合わせて十分に検討してみて下さい。
帝王切開で出産の場合は、必ず医師と相談して妊活を行うようにして下さい。
わたしは連続育休取得にはなりませんでしたが、この経験が皆さんのお役に立てれば幸いです。