離乳食作りにかかせない「とろみ」!
とろみをつけるには一般的に「片栗粉」が使用されています。
コーンスターチもとろみを付けるのに便利ですが、何故一般化されていないのでしょう?
- 片栗粉とコーンスターチの違い
- 赤ちゃんにコーンスターチを使う場合の注意点2つ
- コーンスターチのアレルギーについて
以上についてまとめました。
ぜひ最後までご覧ください。

片栗粉とコーンスターチの違い
コンビニなどのドレッシングやソースのとろみづけ。
クリーム、ヨーグルトなどの粘り気・ツヤ感・滑らかさを出すときにもコーンスターチが使われています。
コーンスターチを赤ちゃんに使っても大丈夫?
使用はできます。
ただし、アレルギーがある場合やその他の注意点を考慮した上でのご使用をおすすめすます。
コーンスターチとは何?
簡単に言うと「とうもろこしのデンプンを抽出して粉にしたもの」です。
お菓子作りの際、小麦粉アレルギーの人の代用に使われることもあります!
コーンスターチも片栗粉も赤ちゃんの食物アレルギーには注意
<アレルギーの可能性>
- 片栗粉:イモ類
- コーンスターチ:コーン類
どちらも白い粉上ですが、小麦は使用していません。
コーンスターチはいつから使えるの?
・ゴックン期(5〜6ヵ月)から使用可能です。

食べにくい食材のとろみ付けとして、使ってあげましょう!
コーン類のアレルギーがあるかもしれないので、とうもろこしを一度与えてから使うと安心です。
コーンスターチの使い方(量)
コーンスターチをとろみづけに利用する場合の割合です。
水 | コーンスターチ | |
割合 | 1 | 1 |
1 | 2 | |
2 | 1 |
コーンスターチを多めに入れれば早めにとろみがつきます。
グツグツとゆっくりとろみをつける場合は、少なめでも大丈夫です。
コーンスターチを使う場合の注意点2つ
- コーンスターチでとろみづけをする場合、片栗粉より少し長めに加熱する。
- コーンスターチの粘度を引き出すには、片栗粉より少し高い温度が必要。
とろみが中途半端なのに無理に食べさせてしまうと、誤嚥の危険性があるので注意しましょう。
コーンスターチを赤ちゃんの離乳食に使う危険性2つ(デメリット)
1.アレルギーの可能性がある
2.遺伝子組み換えのとうもろこしの原料が多い
1.アレルギーの可能性がある
コーンスターチは原料がとうもろこしです。
「とうもろこしアレルギー」の子はアレルギーを起こす原因になります。
2.遺伝子組み換えのとうもろこしの原料が多い
日本で作られているトウモロコシを使った加工食品は大体アメリカからの輸入品を使っています。
日本のコーンスターチは遺伝子組み換えのとうもろこしが原料である可能性が極めて高いです
日本での遺伝子組み換え食品の表示ルールが、遺伝子組み換えトウモロコシかどうかを分からなくさせています。
参考:厚生労働省|遺伝子組換え食品の安全性に関する審査
表示義務のゆるい日本では、たとえ100%遺伝子組換え原料を使っていても、「遺伝子組換え」とは書かずに済むケースがほとんどです。
そのため、購入時に選定することが非常に難しくなっています。
コーンスターチを片栗粉の代用で使うメリット4つ
1.安い
2.冷めても食べやすい
3.色々な食材に使える
4.離乳食ゼリーも作れる
1.安い
片栗粉などよりも比較的安価で購入できます。
2.冷めても食べやすい
「コーンスターチ」は他のとろみ付け食材と比べて滑らかに仕上げることができます。

冷めてもとろみがなくならないので、触感が敏感な赤ちゃんには安心です。
3.色々な食材に使える
溶かし混ぜるだけで、何でもトロっとした舌触りにしてくれます。
野菜を茹でて潰し仕上げにとろみをつけるだけでOK!
簡単で楽!離乳食初心者には優しい食材です。
4.離乳食ゼリーも作れる
コーンスターチを使って、簡単に離乳食ゼリーが作れます!
<作り方>
1.赤ちゃん用の野菜ジュースに「コーンスターチ」を入れて溶かす。
2.火にかけて混ぜてしっかりと溶かす
3.冷蔵庫へ入れて5~6時間ほど冷やす。
コーンスターチには発がん性物質が含まれているって本当?
コーンスターチの危険性で言われているのが「発がん性物質が含まれている」という事です。
遺伝子組み換えの過程で何らかの発がん性物質を含んだトウモロコシが原料になっているのならば…
という話になります。
そうなるとどんな食べ物についても「遺伝子組み換え食品が危険」というリスクはなくなりません。
コーンスターチを使った食品は「アクリルアミド」という発がん物質を含みます。
タンパク質と糖質が多い食材を高温で調理(揚げる・焼く)すると発生する物質
これは片栗粉や小麦粉、米粉にだって同じことが言えます。
コーンスターチに特別発がん物質が多く含まれているわけではありません。
コーンスターチは片栗粉の代用として使っても大丈夫?
片栗粉 | コーンスターチ | |
メリット | ・安心して使える | ・安価 ・冷めてもとろみがなくならない ・簡単に使える ・色んな食材に使える(ゼリーもOK) |
デメリット | ・イモ類アレルギーは使えない | ・コーン類アレルギーは使えない ・遺伝子組み換え食品がほとんど |
こうして比較してみると、コーンスターチのメリットが多そうです。

でも「遺伝子組み換え食品」が最大のネック…。
普段コンビニで冷めてもとろみがついた食品を食べたりしているので、そこまで気にしなくても良さそうですが…。
子どもに食べさせる」という視点に立つと???
「少々面倒でとろみが劣っていたとしても片栗粉の方を使いたいな…」
と思うのはわたしだけでしょうか?
- 冷めてもとろみがなくならない
- 簡単に離乳食が作れる
というコーンスターチの利点はとても魅力的なので、良い点・悪い点を考えた上で利用していきましょう!
これぞ最強!簡単で安心でしかも楽にとろみをつける方法


わたしだったらベビーフード一択です!笑
添加物やその他が気になる方は、製品の食品表示をご確認ください。
コーンスターチにアレルギー?赤ちゃんへの注意点と片栗粉との違い|まとめ
とっても便利なコーンスターチですが、特性や安全性などを考慮してこれから使っていきたいですね。
少しでもこの情報がお役に立てたのなら幸いです。
ではでは!
