こんにちは!
2人育児に奮闘中!新米ママのれこ(@aj4566)です。
今回は妊娠12週に経験した「絨毛膜下血腫」について体験談をお話したいと思います。
- 妊娠して血の塊ができた…一体どういうこと?
- 絨毛膜下血腫の体験談や治療経過を知りたい
- いつ治るの?流産や早産の危険があるって本当?
今、「絨毛膜下血腫」で悩んでいる方の参考になる内容となっています。
是非最後までご覧下さると嬉しいです。
絨毛膜下血腫で妊娠初期に起こった突然の出血
育休明けの出勤日、娘を保育園に預けて職場に向かっている途中でした。
下腹部に少し違和感…。
車を停め、コンビニでショーツを確認すると少量の出血が…!
妊娠初期に、少量の出血や軽い腹痛を感じることがあります。
正常の経過の妊娠中でもこのような症状が起こる場合がありますし、流産や切迫流産で起きる場合もあります。
「妊娠初期の出血は正常な経過でもある」
という話は聞いていたのですが、5分…10分待っても出血が止まらない!?
妊娠初期は不安定なため、流産の兆候かもしれないと思い、会社を休んで病院に行きました。
出血時は「妊娠12週目」でした。
絨毛膜下血腫で妊娠中に血の塊ができた

病院に到着すると出血は止まっていました。
下腹部痛はまだあります。
早速触診とエコー検査をしてもらいました。
第一子のときはそんな症状もなく順調に経過していたので、知識のないわたしは激しく動揺してしまいました。
絨毛膜下血腫とは
簡単に言うと、受精卵が子宮内膜に根を伸ばしていくときの出血です。

受精卵は子宮内膜に付着する
↓
絨毛組織を内膜に伸ばして胎盤をつくり始める
このとき、子宮内膜の血管が壊されるので、出血が起きて血腫ができることがあります。
継続的な出血や血の塊が原因で胎盤に色素が沈着すると、胎盤の機能に悪影響を与えます。
その結果、自然流産、常位胎盤早期剥離、死産、早産、前期破水、胎児発育遅延など、幅広い疾患を引き起こす危険性があります。
参考サイト:日本超音波医学会会員専用サイト
絨毛膜下血腫の大きさは?
- 28mm×5.2mm(子宮口付近)
- 20mm×80mm(胎児を囲むように血腫がある)
- 赤ちゃんの入っている袋と同じ大きさなど
絨毛膜下血腫の妊娠初期の治療法
同様しているわたしに、先生は子宮の収縮を抑える薬を処方してくれました。
妊娠初期はこれといって治療法がなく、病院によってはおなかの張り止めや止血剤を出すところもあるようです。
特に安静の指示は出なかったのですが、不安なわたしは母性健康管理指導事項連絡カードを書いてもらって、1ヶ月間仕事を休んで自宅安静をすることに決めました。
主治医から会社側に指示内容を記載した診断書に代わる正式な書類です。
費用は診断書より安く、母子手帳に添付されています。
厚生労働省のサイトからもダウンロードできます

絨毛膜下血腫の妊娠中期の治療法
妊娠中期にはほとんど自然に吸収されて消失する絨毛膜下血腫ですが、中期以降も血腫が残っている場合は注意が必要です。
薬による治療法
- 出血→止血剤
- 出血による感染予防→抗生物質
- お腹の張り・痛み→子宮収縮抑制剤
安静指示
出血を悪化させないよう安静指示を受けることになります。
出血からの感染により、流産や早産の可能性も出てきます。
出血の量や血腫(血の塊)の大きさ、症状によっては入院管理の必要が出てきます。

絨毛膜下血腫は治る?その後の経過
その後の経過
安静以外には特に効果的な治療法もなく、自然に消滅するのを待つしかありませんでした。
日々不安が募っていき、「絨毛膜下血腫」で鬼検索する日々が続きました。
幸いなことに出血は初回の1回のみで、特に他の症状が出てきたり悪化するということはありませんでした。
妊娠中期には出血が収まることが多く、万が一出血が続いても赤ちゃんの心拍が確認できていれば、多くの場合無事に育っていく。
これが色々調べて分かった結果。
わたしに出来ることは、妊娠中期までには血腫が自然に吸収されて消えることをただ祈ることだけでした。
いつ治る?目安と実際に治った時期
主治医からは「妊娠中はよくある事で自然に治る人が多い」と言われていたのですが、何せ初めての事で不安だらけ…。
実は別件で産科に入院することになったのですが、その時にエコー検査をしてもらった結果…。

血腫が消えていました…!
この時点で「妊娠14週目」。妊娠中期に入る前でした。
毎日毎日「流産」の不安と戦っていたわたしは、心の底から喜びました。

絨毛膜下血腫で塊が出た?出てきたことは?
- 妊娠初期の出血だけで、他は血の塊は出てきませんでした。
絨毛膜下血腫になりやすい人は?
■絨毛膜下血腫の発生頻度■
- 生殖補助技術(ART)妊娠が自然妊娠(人工授精やタイミング法)に比べて高い。
- 凍結融解胚移植妊娠が新鮮胚移植妊娠に比べて高い。
- ホルモン補充周期凍結融解胚移植が排卵周期凍結胚移植にくらべて高い。
絨毛膜下血腫について知っておきたいこと
今回の経験を通してわたしが鬼検索して調べた結果と、実体験を踏まえた事をまとめてみました。
少しでも同じ症状で不安を抱えている方のお役に立てたら嬉しいです。
出血がなくても「絨毛膜下血腫」の可能性はある
「絨毛膜下血腫」=出血
- 子宮内で出血している場合
- 子宮口以外の場所に血腫がある場合
このような場合、出血がなくても「絨毛膜下血腫」の可能性があります。
治った後のリスクについて
妊娠22週までに消失されるものは、妊娠経過にはまず影響はありません。
出血がなければ影響しにくいといわれています。
また、おなかが張りやすい、早産や流産のリスクが高くなるといった症例も紹介されています。
<参考サイト>
- 妊娠初期より絨毛膜下血種があり、22週以降も消失しない
- 出血や下腹部痛の症状があり、子宮収縮をきたす場合
- 子宮口付近の羊膜腔内に壊死物質などが見られる場合
安静指示が出たら家事はできる?
初回の受診で特に「安静指示」も「活動の制限」もなかったわたし…。
なるべく安静にはしようと思っていましたが、上の子の保育園の送迎やある程度の家事はこなしていました…。
【絨毛膜下血腫体験談】突然の出血に恐怖した妊娠初期の血の塊とは?|まとめ
以上、いかがだったでしょうか?
「絨毛膜下血腫」という症状がある事を発症して初めて知り、不安でいっぱいな日々を過ごしました…。
そのとき藁をすがる思いで検索し、実際に体験した方のブログや日記を読むことでとても参考になりました。
今回記事を書こうと思ったのも、「絨毛膜下血腫」で不安を抱えている妊婦さんのお役に少しでも立てればいいな…という想いからでした。
幸いにもわたしは症状も軽く、妊娠14週で血腫が消えました。
流産するかもしれない…という不安、安静にする以外は特に方法がないもどかしさ、毎日血腫が消えることを祈った日々…。
今、「絨毛膜下血腫」で悩んでいる方はこういった思いで毎日過ごされているかと思います。
わたしは血腫は消えましたが、赤ちゃんに会えるその日までは安心できません。
自分を労わりながら、無理をせずに過ごしたいと思います。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました…!
元気な赤ちゃんに貴方が会える日を心の底から応援しています。
ではでは!